scpを使ったサーバー間のファイル転送とrsyncを使ったファイル転送のコマンドのメモ。
-r はディレクトリ全体をコピーするため、-p はパーミッションを引き継ぐため、の引数。
所有者は引き継げないらしい。
scp -rp /var/www/html/localdirectory username@remotehost.com:/var/www/html
username@remotehost.com's password:password
-r はディレクトリ全体をコピーするため、-a はパーミッションやグループや所有者などの情報を引き継ぐため、の引数。
rsync -ra /var/www/html/localdirectory username@remotehost.com:/var/www/html
username@remotehost.com's password:password
特定のディレクトリだけ除外して転送なんていうこともできます。
rsync -ra --exclude '/excludedirctory/' username@remotehost.com:/var/www/html/remotedirectory /var/www/html
username@remotehost.com's password:password
オプション | ロングオプション | 機能 |
---|---|---|
-v | --verbose | 転送情報を詳しく表示 |
-q | --quiet | 転送情報を表示しない |
-c | --checksum | 常にチェックサムを行う |
-a | --archive | アーカイブモード(-rlptgoD オプションと同義) |
-r | --recursive | ディレクトリで再帰的に実行する |
-R | --relative | 相対パス名を使う |
-b | --backup | バックアップを作成する (デフォルトで ~ が付く) |
--suffix=SUFFIX | バックアップのサフィックスを変更 | |
-u | --update | アップデートのみ許可 (上書き禁止) |
-l | --links | ソフトリンクを維持する |
-L | --copy-links | ファイルのようにソフトリンクを扱う |
--copy-unsafe-links | 送信側ツリー外のリンクをコピー | |
--safe-links | 受信側ツリー外のリンクを無視 | |
-H | --hard-links | ハードリンクを維持する |
-p | --perms | パーミッションを維持する |
-o | --owner | オーナーを維持する (root のみ) |
-g | --group | グループを維持する |
-D | --devices | デバイスを維持する (root のみ) |
-t | --times | タイムスタンプを維持する |
-S | --sparse | 密度の低いファイルを効率的に扱う |
-n | --dry-run | 実行時の動作だけを表示 |
-W | --whole-file | rsync アルゴリズムを使わない |
-x | --one-file-system | 再帰的に実行された時にファイルシステムの境界を横断しない |
-B | --block-size=SIZE | rsync アルゴリズムのチェックサムブロックサイズの制御(default 700) |
-e | --rsh=COMMAND | rsh の代替を指定 |
--rsync-path=PATH | リモートのマシーンで rsync のコピーへのパスを指定 | |
-C | --cvs-exclude | システム間で転送したくない広範囲のファイルを除外(CVSの方法と同じ) |
--delete | 送信側にないファイルを削除 | |
--delete-excluded | 受信側にある exclud ファイルも削除 | |
--partial | 転送途中のファイルを保存します | |
--force | ディレクトリが空でなくても削除 | |
--numeric-ids | ユーザとグループの id 番号を転送して、転送後にマッピング | |
--timeout=TIME | IO タイムアウトを設定(秒) | |
-I | --ignore-times | タイムスタンプとファイルサイズのチェックをしない |
--size-only | タイムスタンプのチェックをしないで、ファイルサイズのチェックだけをする | |
-T | --temp-dir=DIR | tmp ファイルのディレクトリを指定 |
--compare-dest=DIR | 受信側のファイルと比較するための追加ディレクトリ | |
-z | --compress | 受信ファイルを圧縮compress file data |
--exclude=PATTERN | パターン一致するファイルを除外 | |
--exclude-from=FILE | ファイルに記述されたパターンと一致するファイルを除外 | |
--include=PATTERN | パターン一致するファイルを除外しない | |
--include-from=FILE | ファイルに記述されたパターンと一致するファイルを除外しない | |
--version | rsync のバージョンを表示する | |
--daemon | rsync をデーモンとして走らせる | |
--config=FILE | 別の rsyncd.conf ファイルを指定 | |
--port=PORT | 別の rsync ポート番号を指定 | |
--stats | rsync アルゴリズムの転送効率を表示 | |
--progress | 転送中の情報を表示 | |
--log-format=FORMAT | ログフォーマットを指定 | |
--password-file=FILE | ファイルからパスワードを得る | |
-h | --help | このヘルプを表示する |
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