メールを送信したり受信したりする際に使われるプロトコルや認証(本人確認)はいくつかの方式があってややこしい。
どうメールソフトの設定をしていいか分からなくなっちゃうよね。
独断と偏見の結論を言うとsmtpsとpop3sを使えばいいsmtp authenticationで。
以下はそれぞれのプロトコルや認証に関する簡単な説明。
プロトコル名 | 正式名称 | ポート番号 | 説明 |
---|---|---|---|
smtp | simple mail transfer protocol | 25 | メールソフトからメールサーバーにメールを届けるための送信専用宛先ポート。 |
smtps | smtp over tls/ssl | 465 | 上記smtpの通信を暗号化したもの。 |
submission | submission | 587 | スパム対策のために新しく適用されたメール送信ポート。 |
smtpはもともと認証を持たない単純な仕様であったため、無差別広告メールやなりすましメール送信の横行を許してしまっていた。
下記のような認証方式は従来のsmtpに後付されるように作られた。
名称 | 説明 |
---|---|
smtp authentication | メール送信の際にsmtpサーバとユーザとの間でユーザアカウントとパスワードの認証を行い、認証された場合のみメールの送信を許可する。 |
pop before smtp | メール送信の認証をメール受信(pop3)認証でまかなうやり方。 |
プロトコル名 | 正式名称 | ポート番号 | 説明 |
---|---|---|---|
pop3 | post office protocol v3 | 110 | 電子メールを保存しているサーバからメールを受信するためのプロトコル。 |
imap | internet message access protocol | 143 | メールをサーバに残したまま閲覧することができるので、自宅でも学校でもまったく同じ環境でメールを見る事ができる。 ちなみに受信メールをサーバーに残すことはpop3でもできるのでimapはあまり普及していない。 |
imaps | imap over tls/ssl | 993 | imapの通信を暗号化したもの。 |
pop3s | pop3 over tls/ssl | 995 | pop3の通信を暗号化したもの。 |
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